セドリックと言えば、日産の高級車。
ハイソカーと呼ばれていた頃の型が430で、
角ばったデザインの主張が強かったものです。
その430セドリックが
最近、アオシマ文化教材社から発売されました。
新たなシリーズ化となった、その名も「ハイソカー」シリーズになります。
現役当時、多く見られたボディカラーは白だったように思います。
若い世代も多く乗っていた印象です。
個人的にはセドリックの色と言えば、茶色のメタリック。
「おじさん」ぽい色ですが、
430の前モデルである330にも茶色のメタリックが設定されていて
いかにも「高級車」といった風情を出していたように思います。
今回は、その茶色のメタリックで仕上げてみることにします。
ここで問題となるのが、このボディカラー。
使い慣れている缶スプレーには無い色なのです。
そうなると自分で調色して作る他ありません。
不安を抱きつつ
シルバーと、クリアーブラウンを混ぜてイメージした色を出してみました。
本来であれば画像を残しておくべき状況なのですが、
調色に没頭したあまり
撮影すら忘れていたという・・・
そんなわけでボディに塗装して乾燥させ、
クリアーまで吹きつけて水研ぎまで進んでしまったところから始まります。
水研ぎには耐水ペーパーの2000番から。
続いて4000番、細目コンパウンド。
仕上げ目コンパウンドからセラミックコンパウンドへと続きます。
どれくらい艶が出せるのか、毎回期待と不安が入り混じった
妙な緊張感を伴う作業を進めていきます。
本来楽しいであろうプラモデル作りが、
失敗が許されない空気感に包まれます。
それでもどうやら目指す色と艶が出せたようです。
思い描いた茶色のメタリックを纏った430。
なかなか良い感じです。
ボディに窓枠やモールなどの細工をしていきます。
使うのはミラーフィニッシュと、艶消し黒フィニッシュ。
薄いシール状のシートに着色された心強いアイテムです。
窓枠とボンネット上に有るエンブレムにはミラーフィニッシュ。
ボディサイドのモールには艶消し黒フィニッシュを使い、
ミラーフィニッシュも併用しています。
塗装で表現するよりもキラキラしたメッキが綺麗に輝き、
失敗してもリカバリーが容易なのも
フィニッシュシリーズを使う利点だと思います。
次回は同時進行で進めている車体下まわりの部分と内装をボディに載せ、
装備品を組み付けて完成させます。
コメント