スーパーカブの振動対策

スーパーカブ110

他車との流れに乗ってカブを走らせていると、

常用域で車体がビリビリ振動し始めます。

体感的なストレスは勿論、カブの立場で考えても

結構な負担がかかっているようにさえ感じます。

日常的に使う速度なので

そこを何とか改善しておきたいところです。

ネットで策を探してみると、この状態を打破すべくカブ乗りの方を多数発見。

そこで、諸先輩方の改善策を試す事にしました。

用意したのはドライブスプロケット。

同時にチェーンガイドプレートも幅が狭い物に交換します。

スーパーカブに標準で付けられているスプロケットは14丁。

これを15丁に交換です。

歯の部分が1山増えただけで、どれだけ変わるのだろうか…

向かって左側が14丁で、右側が15丁の物です。

スプロケットには裏表が有り、

画像で見られるように表面が平らな面を外側(見える側)にします。

作業としてはピポッドカバーを外してスプロケカバーも外す。

さらにチェーンカバーを外せば必要な作業が出来るようになります。

スプロケットを固定しているボルトを2本取り去れば

簡単にスプロケットは外れてきます。

交換するスプロケットの直径が大きくなるので

チェーンの張りを一旦緩めてやる必要が有ります。

それにはリアホイールを貫通しているアクスルシャフトのナットと、

スイングアーム後端に付属しているチェーン調整のアジャスターを緩めます。

純正スプロケットを外す前に、チェーンの張りを緩めておいたほうが

作業がなにかとラクかもしれません。

新たなスプロケットに入れ替えて、純正スプロケットと同様に組み付け。

チェーンの張りをアジャスターで調整します。

左右が均等になるように調整して、ロックナットで固定。

アクスルシャフトも、しっかり締め付けておきます。

あとは外したカバー類も元通りにすれば完了です。

早速試乗してみた印象は、

1速からの発進で前に出ようとする強さが若干減ります。

トルクが落ちたと思う方も居られるようですが、

これは歯数が増えた事で生じる現象だと思います。

そう聞くとネガティブな感じがしますが

頼りなさを感じる様な非力な状態ではなくて、

出足が柔らかくなったと表現した方が良いかもしれません。

走り始めた直後、すぐに許容範囲の回転まで回り切ってしまい

2速に早く入れなくなる気持ちは軽減されます。

1速の許容範囲が増えて、ゆとりが出た感じ。

そして気になっていた常用速度域での振動は明らかに軽減。

感覚として半減とまでいかなくとも、不快感は許容範囲まで抑えられました。

初めから15丁でも良いと思えるくらいです。

16丁有っても不都合が無いかも!?

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