スーパーカブのクラッチ調整

スーパーカブ110

スーパーカブにはクラッチレバーがありません。

とはいえ、構造上クラッチが無いわけではありません。

自動遠心クラッチと呼ばれる機構が搭載されていて

レバーを介してシフトチェンジすることなく

シフトペダルだけで軽快に操る事ができます。

ある程度の走行距離をこなしたカブはだけでなく、

比較的新しい車体であっても

クラッチの調整をしてやることで

より快適なシフトチェンジができるようになります。

赤丸で示した部分が調整を可能にする部分。

14ミリのナットをソケットやメガネを使って緩めます。

スパナは比較的ナットをナメやすいので、

特に初めて緩める時は避けた方が良さそうです。

ナットは完全に外さない程度にクルクルと緩めておきます。

お次は中央の切り込み部分にマイナスドライバーを。

向かって右方向、時計回りに回します。

すると回転が止められるので、それ以上は回さず

今度は逆方向、向かって左方向に回します。

この時も同じく回転が止まるので、それ以上は回しません。

最後に最初に回したように右方向に。

45度ほど戻したところで止めます。

その位置がずれないようにドライバーでおさえつつ

緩めておいたナットを締めて固定。

ナットは強く締め過ぎないように、

ソケットやメガネを使わずにスパナで締めました。

これでクラッチの調整は終了。

文字にすると難しく感じる方も居られるかと思いますが

要はナットを緩めて中央のネジを右に、

止まったら逆の左に。

止まったら右に45度戻したところでナットを締めればお終い。

さて、肝心のシフトチェンジの調子はどうか??

ウチのカブはまだ2000キロを越えた程度の走行距離ですが

それでもギアの入り方が軽くなりました。

軽快にポンポンとシフトチェンジできると楽しさ倍増!!

この調整は簡単な作業なので、一度作業すれば抵抗なく出来ると思います。

ただ、この調整は基準となる位置出しに過ぎないので

走ってみてギアの入り具合を確認する必要があります。

45度よりも大きいく動かすか、逆に小さめで済むのかは

その時点でのカブの状態によります。

この社業はオイル交換のついでに・・とか

同時に調整すれば、さらに気持ち良く走れるはず!!

一度お試しあれ!!

スーパーカブと遊ぼう!!(清澄とループ橋)

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