バイクの積みプラ

プラモデル

バイクに興味を持ち始めたのは忘れもしない、高1。

入学間もない頃、別の高校に入った友人が

ひそかに原付の免許を取って中古車を手に入れた。

それを見せようと電話が入ったのだけれど

「良い物見せる」とだけ言われてノコノコとママチャリで向かった。

軒下にはソコソコにヤレた原付が有って

「跨ってみろよ」と言われるままシートに跨る。

ママチャリと違ってシートはフカフカ

フロントブレーキを握るとフォークが沈む。

車体の重さが、子供が自由に乗れる物とは違うアピールをしてきた。

この時から、熱病が始まった。

時期としてはレーサーレプリカブームが始まったころ。

バイクメーカー各社が、こぞってパワフルなバイクを世に放った時代。

バイクに乗りたい。

しかし「3ナイ運動」が謳われていた時期でもあった為、

免許を取る事は許されなかった。

夢中になって読み漁ったバイク雑誌に毎回常連のように登場したのが

スズキRG250ガンマ。

1型ガンマと呼ばれた2ストロークエンジンのモデル。

カウリングを装備した恰好と、翼のようなテールが強烈だった。

誌面でしか分からないデータやレポートを読んでは

ただただ「速い」としか想像できなかったバイク。

やがてモデルチェンジがささやかれ登場したのが2型。

通常モデルは1型のようなブルー系のカラーリングだったが

黄色いカウルが目を惹いた「HB(ハーベー)」が登場。

好き嫌いに意見が分かれたけれど、1型よりも垢抜けたスタイルは欲望を掻き立てた。

そして驚きの400が登場。

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主に車のプラモデル制作の過程を紹介しています。 内容は素人趣味の域です。 御理解頂いた上、是非最後までご覧ください。 キットの選択、及び動画の公開はマイペースで行っています。 制作過程が順不同の場合が有りますが、御了承ください。 よろしければチャンネル登録も、お願い致します。 趣味のブログ トヨタ86とスーパー...

2サイクルの400と言ったら「飛ぶんじゃないか?!」くらいのインパクトが有った。

チャンバーが4本出ているのも「只者ではない」空気感が伝わってきた。

未だに物凄く速いバイクのイメージは抜けていない。

ヤマハではTZR250がデビュー。

スタイル、性能ともに評価がズバ抜けて高かった。

ストロボカラーも憧れを抱くに値する価値が有った。

ゴロワーズ、ソノートカラーと呼ばれるブルーの車体は

より欲望を掻き立てた。

大型バイクの免許が教習所では取得できなかった時代

国内販売で最大排気量だったのは750。

400まで乗れる中型免許が主流だった頃に

「ナナハン」に乗るなど原付も持てなかった身としては夢のような存在。

中でもGSX-Rは大きくて、圧倒された。

デュアルヘッドライトの車両は中型車両でも多く販売されていたが、

この威圧感には適わなかったように思う。

バイク雑誌に定期的に掲載される、その年の新車カタログのなかに

「輸出用」という別枠が有って

永い間ひたすら在り続けていたのは「Ninja」

今ではカワサキの車両に「Ninja」の文字が当然のように付いているが

当時は「Ninja」と言えばGPZ900Rしか無かった。

のちにGPZ400Rにも「Ninja」と記されたが、

今でも「Ninja」と呼べば900Rを指す事に執着感すら有る。

実はここに紹介した年式あたりまでで、この後一時的にバイクから離れようとした。

そして再びバイク熱が再燃焼しはじめるのだが

離れていた間に話題になっていたのがNSR250。

「88」と呼ばれたモデル。

このバイクには正直なところ、バイク離れを余儀なくされていただけに思い入れは無い。

けれどNSRの呼称は外せない存在であるし

組み立ててみて分かる、このバイクの素晴らしさを知りたいと思った。

国産のバイクが一番好きなのだが

デザインが秀逸だと思ったのがドゥカティ・パニガーレ。

近未来的なデザインが多くなってきた中で

行き過ぎないバイクらしさを持った格好が絶妙だと思った。

この前に916を作ったのだが、国産バイクとは一風変わった構造と

外装の形状に目新しさが有って完成した時は満足感が満たされました。

長々と理屈をこねて紹介した積みプラですが

どれも欲しいという欲求を、プラモデルなら願望が満たされるうえ部品構成や形

構造にも手を触れながら組み上げるという

ただ実車を持つだけでは見えにくいところまで掴める楽しさや達成感は

何台作っても尽きません。

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