トヨタ センチュリーを作ります

プラモデル

楽しみの範囲で作っているプラモデルですが

先日、ユーチューブを御視聴頂いた方から制作の御依頼を受けました。

とてもありがたい御提案です。

リクエストはトヨタが誇るフラッグシップモデルのセンチュリー。

1/24スケールながら、同スケールの他車とは一回り大きさが違います。

完成品も貫禄が有ります。

出来る限り時間をかけ、丁寧な作業を心がけて作っていくことにします。

大抵プラモデルのボディにはパーティングラインという

金型にプラスチック樹脂を流し込んだ際に出来る継ぎ目が有ります。

同時に、熱い樹脂を流し込んで形になった部品が冷えていく際に出来る

ヒケと呼ばれるくぼみが有ります。

その部分を修正する工程から始めます。

パーティングラインは1500番の耐水ペーパーで消してやり、

2000番の耐水ペーパーで削った傷を消しておきます。

ヤスリ目を細かくしてパーティングラインの消し傷を無くしていくことで、

塗装後に出てくるヤスリ傷の発生を防ぎつつ

着色する前に吹きつけるサーフェイサーの喰い付きを良くするための足付けにも繋げます。

ヒケの部分はイージーサンディングを使って埋めてやり、

同じく耐水ペーパーで凹凸が無くなるまで均していきます。

イージーサンディングとは瞬間接着剤のような物で

ペーパーで削り易い硬さに固まる製品です。

パテよりも手軽に使えるので便利です。

その工程が終わったら下地のサフェーサーを吹き付け、

一晩おいてパールホワイトに塗装し、クリアーでコーティングまで進めました。

サーフェイサーは液状のパテのようなもので、小傷を埋める作用が有ります。

パールホワイトもクリアーも缶スプレーを使用。

コストは少々高くなりますが、扱いになれているのと手軽さは強い味方。

この後一週間ほど放置して乾燥させます。

良く乾燥させてから塗面を研ぎ出していきます。

乾燥期間を長く設ける事はとても大切で、

下地のサフェーサーから始まり、重ね塗りをしていくことで

塗料に含まれるシンナーが塗装の下層面ほど抜けにくくなっていきます。

完全に抜け切るまでの時間を多く取っただけ、より強い塗膜が出来るという訳です。

強い塗膜が出来上がれば研ぎ出しの作業で下地が出てくるようなトラブルは避けられ、

磨き上げた艶のあるボディも維持されるという事に繋がります。

ただこれがなかなかの試練で、早く磨いてみたくなったり

組み立て始めてみたくなったりと我慢が要求されるのです。

結構辛いものがありますが、ここはひたすら我慢。

我慢している間に、細かく塗り分ける部品などに気持ちを転換させて

少しでも完成度を上げるべく方向に持ち込みます。

#1『制作依頼品』アオシマ トヨタ センチュリー
トヨタセンチュリーの2作目。まずはボディの下処理から、半艶に塗る部品を選んでいきます。趣味のブログトヨタ86とスーパーカブのドライブ動画を配信中!!
#1 アオシマ トヨタ センチュリー
トヨタのフラッグシップモデル、センチュリーを作ります。パーティングライン消し、ヒケが出ている部分をイージーサンディングで修正します。趣味のブログトヨタ86とスーパーカブのドライブ動画を配信中!!

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